昔ではビジネス留学なんてことを
Business studying abroad

最近ではどこの企業でも若手の社員もしくはある程度技術力を持った社員をビジネス留学としていろいろな外国に派遣し、そこで勉強させるという風潮が出来てきているように思われます。その国でしか学べない知識や文化を実際に目の当たりにし、それを勉強させることによって、日本に帰ってきた社員が社内にその知識を広めていこうという目的で留学させるのが真の目的だと思われます。 しかし昔ではビジネス留学なんて事をしている企業はほとんどありませんでした。それだけ日本は閉鎖的だったのかといえばそうではありません。海外企業に留学したり、ビジネス留学をするということを主体に置いていたのではなく、あくまで日本での産業、自分の会社の発展を願いそこで切磋琢磨することが大切だと考えられていたからです。  もちろんビジネスですので、いろいろな分野を知り、知識を増やすと言う事は大切です。しかし自分の足元をしっかりと踏みしめていない間に、他社の知識、外国の知識を入れるということは、不安定な要素を増やすだけで得策では無いのです。昔の人は海外に行くだけのお金がなかったり、それだけの時間がなかったからビジネス留学をさせていなかったと言うのでは無いのです。仮にお金や時間があったとしても、その分を国内でしっかりと発展させていくほうに力を注いでいたために、日本にはどの業種にもたくさんの老舗がいまだに残っているのです。  これは何も留学することが悪いと言ってるのではありません。まずは自国の、そして自社の技術をしっかりと身につけることが大切で、それを広めるためにもしくはその技術をさらに伸ばすために留学するのなら構わないのです。その点を勘違いすると本末転倒になりかねないのです。若いうちに色々な物を経験するために留学すると言う目的で海外に行く人たちも増えてきています。しかしそれは遊びに行く感覚で行くのとそう変わらない人も増えているのです。簡単に海外に行けるようになった時代だからこそ今一度留学とは何なのかということを見つめ直した方がいいのかもしれません。